介護職あるあるの悩み①心身の負担が大きい
介護業務は想像以上に体力が必要なお仕事。立ったりしゃがんだりといった動作が多く、移乗や移動介助で自分よりも大きな方を支えることもあり、多くの方が腰痛に悩まされています。24時間体制の施設では夜勤も発生し、不規則な働き方も求められますよね。
また、介護職は心の負担が大きい仕事でもあります。立場の違う方とのコミュニケーションは気をつかいますし、人手不足による業務過多で時間に追われ、利用者さんの急変などのイレギュラーを恐れて常に緊張しっぱなし…。介護職は命を預かる仕事ゆえ緊張感は求められますが、常に体も心も休まらない、というのはかなりつらいですよね。
まずは悩みの原因を探り、現状を変えられるように働きかけてみましょう。
身体的負担のお悩みは施設形態を変えることで解決する場合もあります。
介護職あるあるの悩み②人間関係
人間関係の悩みも、介護職の方が避けては通れない問題ですね。特に施設系の介護サービスに携わっている場合は、職員同士のチームワークが求められます。しかし、介護観の違いから意見がぶつかってしまうことも。協力し合って業務を進めることができないのはつらいものです。また、上司からのパワハラや利用者さんとのトラブルに頭を悩ませているという方も多いのではないでしょうか。「今すぐ逃げ出したい…!」と思うのも無理はありません。
同僚との人間関係の場合
同僚と介護のやり方や介護観がぶつかってしまうことはよくあります。介護職としての経験が長い方同士だとなおさらです。まずは、「所属している事業所の方針」と「自分の介護のやり方や介護観」が合っているか比べてみましょう。合っていれば、あなたが正しいということですし、ズレていた場合は、所属している事業所が自分に合っていないのかもしれません。方針の合う施設、あるいはやり方が合う施設形態へ転職を検討してみてもよさそうです。
ただし、「おかしいと思ったらまずは声を上げてみる」というのも組織をよくするうえでは大事なことですね。
上司との人間関係の場合
パワハラやセクハラなど、ひどいことをされたというケースをよく聞きます。この場合は、まず離れることが得策。ユニットや部署の異動ができないか申し出てみましょう。打診しても対応してもらえない場合は、転職を検討してみてもよさそうです。
利用者さんとの人間関係の場合
介護のお仕事のやりがいは、利用者さんとのやりとりから生まれるものです。時には辞めたくなってしまうほどつらくなることもありますが、その経験はきっと今後につながるはずです。スキルアップのチャンスだと考えてみましょう。
特に、認知症のご利用者さんとのトラブルであれば、ケア方法を身に着けるだけで悩みが解決できる場合もあります。認知症ケアについてのセミナーに参加してみたり、勉強をして資格を取得するのもおすすめです。