知っておきたい!介護・看護現場で気をつけたい“アレルギー対応” 株式会社リベルタ

2025.07.08

7月8日は「世界アレルギーの日」。 アレルギーの理解を深めることを目的とした、世界規模の啓発デーです。 介護・看護の現場でも、利用者さん・患者さん・そしてスタッフ自身がアレルギーを持っているケースは少なくありません。 そこで今回は、「アレルギーって何?」「どう気をつければいい?」という基礎知識から、現場で役立つ対応ポイントまで、わかりやすくご紹介します。

■ そもそもアレルギーとは?

アレルギーとは、本来は体を守るはずの免疫が特定の物質に過剰に反応してしまう状態のことです。 原因となる物質(=アレルゲン)には以下のような種類があります:
  • 食べ物(卵・小麦・そば・えび・ピーナッツなど)
  • 薬(抗生物質・鎮痛薬など)
  • 動物の毛やフケ
  • ダニやハウスダスト
  • 花粉、カビ、金属など
アレルギー症状は軽度のくしゃみやじんましんから、命に関わるアナフィラキシー反応までさまざまです。

■ 介護・看護現場で特に気をつけたいポイント

1. 食事アレルギーの管理

介護施設では、食事の時間が特に要注意。 アレルゲン除去食・専用メニュー・盛り付けの分別などを徹底し、誤食を防ぎましょう。

2. お薬のアレルギー

処方変更や薬の追加時には、過去にアレルギー反応があった薬剤を必ずチェック。 記録・申し送りだけでなく、本人やご家族の確認も大切です。

3. 環境アレルゲン(ハウスダスト・花粉など)

清掃の頻度・加湿や換気なども、快適な室内環境づくりの一環として意識しましょう。

4. ハンドクリーム・手袋などへの接触反応

スタッフの皮膚アレルギーにも注意。 ラテックスアレルギー対応の手袋などを用意する職場も増えています。

■ こんなサイン、見逃していませんか?

  アレルギーは、軽症のうちは見過ごされやすく、徐々に重くなってしまうこともあります。 以下のような症状が見られたら、早めの対応が大切です:
  • くしゃみ・鼻水・目のかゆみ

  • 皮膚のかゆみ・発疹・じんましん
  • 咳・息苦しさ・呼吸音の異常
  • 口の中・まぶた・手の腫れ
  • 食後すぐの吐き気・違和感
アナフィラキシーの恐れがあるときは、速やかに救急対応が必要です。

■ アレルギーがある利用者さんの安心のために

ご本人がうまく伝えられなかったり、「気を使わせたくない」と話さなかったりするケースもあります。 だからこそ、日頃の観察・ちょっとした気づき・聞く姿勢が重要です。 また、職場としてのルール作り(情報共有・表示の統一・緊急時の対応マニュアルなど)も、スタッフ間の安心感につながります。  

■ アレルギーを持つスタッフにも配慮を

実は、介護・看護に従事するスタッフ自身がアレルギーを抱えているケースも珍しくありません。 ・お昼ご飯で食べられないものがある ・手荒れしやすくて特定の手袋が合わない ・香料や洗剤の匂いに過敏 こうした小さな声も拾いながら、働きやすい職場づくりを意識していきたいですね。

■ リベルタでは「働く人の体質」にも寄り添います

株式会社リベルタでは、介護・看護のお仕事をする皆さまが健康的に、無理なく働けるようサポートしています。 弊社では無理なく働ける職場をご紹介します。 まずはお気軽に、ご相談ください。

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