~「思い込み」をリセット!ケアの基本に立ち返りトラブルを防ぐ~
介護・看護の現場では、慣れてきた頃こそ「いつも通り」という思い込みが重大なミスに繋がりやすいため、基本の確認作業を習慣化することが自分と利用者様を守る最大の防御になります。
1. 誤薬や配膳ミスを防ぐ「指差し確認」の徹底
現場で最も頻繁に起こりやすく、かつリスクが高いのがお薬の渡し間違いや、食事形態(刻み食やとろみなど)の間違いです。「この方はいつもこれだから」という記憶だけに頼らず、必ずお名前と内容を声に出して読み上げる習慣をつけましょう。 これを「指差し呼称」と呼び、視覚だけでなく聴覚も使うことで注意力を劇的に高めることができます。特に派遣スタッフとして入ったばかりの頃は、利用者様の顔とお名前が一致しにくいものです。配膳車からトレイを出す際、お口に運ぶ直前など、最低でも3回は確認のタイミングを設けることで、致命的なミスを未然に防ぐことができます。2. 移乗介助での「ブレーキ・フットレスト」確認を忘れない
ベッドから車椅子への移乗の際、車椅子のブレーキがかかっていなかったり、フットレスト(足置き台)を上げたままにしていなかったりすることで、利用者様が転倒・転落してしまう事故は後を絶ちません。どんなに急いでいる時でも、「動作の前の1秒停止」を意識しましょう。 「ブレーキよし!足元よし!」と心の中で唱えるだけで、安全確認の精度は格段に上がります。また、利用者様に動いていただく前に「今から立ち上がりますよ」とはっきり声をかけ、双方が準備できている状態を作ることも、物理的なミスを防ぐ重要なコミュニケーション技術です。基本に忠実な動作こそが、プロとしての信頼を築く土台となります。3. 「後回し」にしない!記録と報告の即時性
「後でまとめて書こう」と思っていた大切な情報(排泄の有無や食事量、小さな傷など)を、忙しさに紛れて忘れてしまうのもよくあるミスの一つです。不正確な記録は、次のシフトのスタッフに誤った判断をさせてしまう恐れがあります。 どんなに小さな気づきでも、その場ですぐにメモを取る、あるいはスマートフォンの入力端末(ICT機器)があれば即座に入力する習慣をつけましょう。情報の鮮度が落ちないうちに共有することは、チーム全体のケアの質を安定させ、あなた自身の責任を明確にすることにも繋がります。「すぐやる」習慣は、自分をミスから守るための最強の武器です。4. まとめ
ミスを未然に防ぐ「確認の癖」は、あなたを支える一生の財産になります。
現場でのミスは、技術不足よりも「慣れ」や「焦り」から生じることがほとんどです。一つひとつの動作を丁寧に行うことは、決して時間の無駄ではありません。むしろ、ミスが起きた後の対応時間を考えれば、最も効率的な働き方だといえます。もし今の職場で、あまりに忙しすぎて確認作業すらままならないと感じているなら、一度立ち止まって働き方を見直してみる時期かもしれません。私たちが、あなたが安心して「丁寧な仕事」ができる環境を全力でコーディネートいたします。
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