冬場の現場で起こりやすい事故とその予防策 Part1 株式会社リベルタ

2026.01.13

~寒さが引き起こす転倒・事故を防ぐには?~

冬の現場では、気温の低下によって利用者さまの体がこわばったり、床が冷えて滑りやすくなったりと、事故のリスクが一気に高まります。特に介護・看護の派遣スタッフの方にとっては、安全を守りながら効率的にケアを行うためにも、冬特有の事故の傾向を知っておくことが大切です。

1. 冬に増える「転倒事故」の原因と対策

冬の時期は、利用者さまの筋肉が冷えて動きが鈍りやすく、バランスを崩しやすくなります。また、暖房の効き具合によっては施設内でも床が乾燥したり、逆に結露して滑りやすい場所が生まれることがあります。 ●主な原因 ・筋肉のこわばりによる歩行不安定 ・靴下やスリッパの滑り ・結露や濡れた床面 ・照明の暗さ、影の多さによる視認性の低下 ●予防策 ・歩行介助の前に軽い足のマッサージや屈伸を行い、筋肉を温める ・スリッパではなく滑りにくい室内履きの使用を促す ・床の清掃時は「乾燥確認」を徹底する ・転倒リスクの高い利用者には、歩行器・手すりを再確認して配置

2. 暖房によるヒヤリハットと環境整備

暖房は必要不可欠ですが、温度差が大きくなると「ヒートショック(急激な温度変化によって血圧が大きく変動する現象)」の危険も高まります。また、暖房器具が原因で室内の乾燥が進み、脱水や皮膚トラブルを招くこともあります。 ●よくあるケース ・浴室やトイレが寒すぎる ・暖房の風が直接当たり、皮膚が乾燥する ・加湿器の調整不足 ●予防策 ・浴室暖房や小型ヒーターを使用して「温度差を減らす」 ・加湿器で湿度40~60%をキープ ・暖房の風が直接当たらないよう、家具配置を調整 ・利用者さまの衣服を「脱ぎ着しやすい重ね着」に工夫

3. 夜勤帯に増える事故リスクと対処法

冬は日没が早く、夜間の暗さが長く続くため、視界が悪くなり事故が起こりやすくなります。また、夜勤帯はスタッフ数が少ないため「気づけなかったヒヤリハット」が増える傾向があります。 ●特に注意したいポイント ・夜間トイレ時の転倒 ・ベッドからの立ち上がり時のフラつき ・寝ぼけによる徘徊 ●予防策 ・足元灯やセンサーライトを設置する ・夜間は特にこまめな巡回を意識する ・ベッドから起き上がりやすいよう、手すりや柵の位置を調整

まとめ

冬の現場は「転倒リスク」が年間で最も高まる季節です。 寒さによって筋肉が固まり、床の滑りや視界の悪さなど、小さな要因が重なって事故は起こります。派遣スタッフとして現場に入る際には、環境の変化を敏感に察知し、利用者さまの体調や行動の変化にも目を向けることが大切です。 Part1では主に「転倒と環境の整備」についてご紹介しました。Part2では、冬に意外と多い「脱水・感染症リスク」について詳しく解説していきます。

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