寒い季節は免疫力が低下しやすく、感染症が広がりやすい時期です。介護・看護の現場で働く皆さんが安心して仕事を続けられるよう、今日からできる習慣をまとめました。
冬になると気温や湿度が下がり、ウイルスが長く空気中に漂いやすくなります。特に介護施設や病院では、利用者さん・患者さんの健康を守るためにも、一人ひとりが日常の習慣を整えることがとても大切です。
1. 手洗い・消毒を“正しく”習慣づける
手洗いは感染症対策の基本ですが、「正しい手順」で行えているか見直すことが大切です。冬は特にインフルエンザやノロウイルスが流行しやすく、ウイルスの多くは手指から体内に入ります。 石けんを使った手洗いは30秒以上を目安に、指の間・爪の間・手首までしっかり洗いましょう。アルコール消毒は、汚れがあると効果が弱まるため、手が目に見えて汚れている場合は水洗いが先です。 現場では忙しさからつい手洗いの時間が短くなりがちですが、「一回を丁寧に」行うことが結果的に感染症の予防につながります。2. 冬は特に大切!室内環境の整え方
冬場は暖房で室内が乾燥しやすく、湿度が40%を下回るとウイルスが活発になります。湿度が低いと、喉の粘膜が乾き、ウイルスが体に侵入しやすくなるため注意が必要です。 加湿器を使うほか、濡れタオルを干したり、コップに水を入れて置くなど、簡単に湿度を上げる方法もあります。 また、換気は「30分に1回、数分だけ」など短時間でこまめに行うのが有効です。換気をすると室温が下がりやすいので、温度管理と併せて調整し、利用者さんが寒くならないよう配慮しましょう。3. 自分の免疫力を上げる生活習慣
介護・看護の仕事は身体的負担が大きく、疲れがたまりやすい職種です。疲労が蓄積すると免疫力が下がり、感染症にかかりやすい状態になってしまいます。 十分な睡眠はもちろん、バランスの良い食事を意識しましょう。冬は体を温める食品(しょうが・ねぎ・根菜など)を取り入れることで、血流が良くなり、体温が上がって免疫力アップにつながります。 また、軽いストレッチや深呼吸も効果的。忙しい勤務の合間でも、1~2分ほど肩を回すだけで血行が改善し、疲れが軽減されます。まとめ
冬は感染症が広がりやすい季節ですが、日常の小さな習慣を積み重ねることで、大きな予防効果が生まれます。施設・病院の利用者さんや患者さんだけでなく、ご自身の健康を守るためにも、今日からできることを一つずつ取り入れてみてください。
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