秋は自然が美しく、食べ物もおいしい季節。介護や看護の現場では、利用者さんとの何気ない会話の中に「心のリハビリ」や「安心感」を生む力があります。今回は、秋ならではの話題で高齢者の方と盛り上がれる“会話のきっかけ”をご紹介します。
1. 紅葉の話題で「昔の思い出」を引き出す
秋といえば、やはり紅葉(こうよう)。 外出やレクリエーションの機会が限られる施設でも、紅葉の話題は季節を感じられる良いテーマです。 たとえばこんな会話のきっかけはいかがでしょうか。- 「昔はどこで紅葉を見に行きましたか?」
- 「地元で一番きれいな紅葉の名所はどこでした?」
- 「子どもの頃、紅葉狩りにお弁当を持って行ったことはありますか?」
2. 秋の味覚は“食べる話題”で盛り上がる
食欲の秋は、会話が弾みやすい季節です。 栗ごはん、さつまいも、柿、サンマ、新米など、話題の種がたくさんあります。- 「秋になると食べたくなるものはありますか?」
- 「昔の家ではどんな秋の味覚を食べましたか?」
- 「焼き芋の作り方ってどうしていました?」
3. 秋の行事を通して「季節の移ろい」を楽しむ
秋には、地域や施設で楽しめる行事がたくさんあります。 敬老会・運動会・文化祭・収穫祭など、話題にしやすい行事を取り上げてみましょう。- 「昔の運動会はどんな競技がありましたか?」
- 「秋祭りの思い出ってありますか?」
- 「芋掘りや稲刈りをしたことはありますか?」
まとめ
秋の話題は、利用者さんの記憶を呼び起こし、自然と笑顔を引き出す力があります。
紅葉や秋の味覚、行事の話題を通して「昔を思い出す」「誰かと共有する」ことが、心の健康にもつながります。
Part2では、実際の現場で使いやすい「話題の広げ方」と「聞き上手になるコツ」をご紹介します。
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