紅葉・秋の味覚・行事ネタで高齢者と盛り上がる!会話のきっかけ集 Part1 株式会社リベルタ

2025.11.25

秋は自然が美しく、食べ物もおいしい季節。介護や看護の現場では、利用者さんとの何気ない会話の中に「心のリハビリ」や「安心感」を生む力があります。今回は、秋ならではの話題で高齢者の方と盛り上がれる“会話のきっかけ”をご紹介します。

1. 紅葉の話題で「昔の思い出」を引き出す

秋といえば、やはり紅葉(こうよう)。 外出やレクリエーションの機会が限られる施設でも、紅葉の話題は季節を感じられる良いテーマです。 たとえばこんな会話のきっかけはいかがでしょうか。
  • 「昔はどこで紅葉を見に行きましたか?」
  • 「地元で一番きれいな紅葉の名所はどこでした?」
  • 「子どもの頃、紅葉狩りにお弁当を持って行ったことはありますか?」
紅葉は、見た目の美しさだけでなく「家族旅行」「学生時代」「地域の風景」など、その人の思い出とつながっている話題です。 写真や雑誌の切り抜きを見せながら話すと、より記憶がよみがえりやすくなります。 また、施設内で紅葉の飾りを作ったり、色づいた葉を貼った「壁画レク」を行ったりすると、自然と会話が広がります。 「〇〇さんは赤い葉っぱが好きなんですね」など、会話を通じてその人らしさを知るきっかけにもなります。

2. 秋の味覚は“食べる話題”で盛り上がる

食欲の秋は、会話が弾みやすい季節です。 栗ごはん、さつまいも、柿、サンマ、新米など、話題の種がたくさんあります。
  • 「秋になると食べたくなるものはありますか?」
  • 「昔の家ではどんな秋の味覚を食べましたか?」
  • 「焼き芋の作り方ってどうしていました?」
こうした質問は、味覚の記憶を呼び起こすと同時に、懐かしい生活の風景を思い出すきっかけになります。 たとえば、「昔は囲炉裏で焼いた」「お祭りで食べた」といったエピソードが出てくることも多いです。 また、食事の話題は、自然と笑顔が増えるテーマ。 実際の食事時間やおやつの時間に、「今日のごはんも秋っぽいですね」と話しかけるだけでも、会話が広がりやすくなります。 食べ物の話題は、コミュニケーションの“潤滑油”といえるでしょう。

3. 秋の行事を通して「季節の移ろい」を楽しむ

秋には、地域や施設で楽しめる行事がたくさんあります。 敬老会・運動会・文化祭・収穫祭など、話題にしやすい行事を取り上げてみましょう。
  • 「昔の運動会はどんな競技がありましたか?」
  • 「秋祭りの思い出ってありますか?」
  • 「芋掘りや稲刈りをしたことはありますか?」
これらの質問は、「昔の暮らし」や「地域文化」に触れるきっかけにもなります。 また、施設で小さな“秋祭りレク”を企画する際も、利用者さんの思い出話を聞くことで、より楽しい雰囲気づくりができます。 「昔は夜店でリンゴ飴を食べた」「太鼓の音が聞こえるとワクワクした」など、五感を刺激する話題が喜ばれます。

まとめ

秋の話題は、利用者さんの記憶を呼び起こし、自然と笑顔を引き出す力があります。 紅葉や秋の味覚、行事の話題を通して「昔を思い出す」「誰かと共有する」ことが、心の健康にもつながります。 Part2では、実際の現場で使いやすい「話題の広げ方」と「聞き上手になるコツ」をご紹介します。

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