~介護・看護スタッフが秋に備えておくべき基本の感染予防~
秋は空気が乾燥し始め、インフルエンザや風邪などの感染症が広がりやすい季節。
特に高齢者や持病のある方が多い施設では、感染症の流行は命に関わる重大なリスクとなります。
そこで今回は、介護・看護の現場で働く皆さんが秋にやっておくべき感染対策の基本を3つに分けてご紹介します。
1. 感染症の流行は「秋の準備」で防げる
冬に向けて感染症が流行するのは、気温と湿度の低下によってウイルスが活発化しやすくなるためです。 でも、実際には秋の早い段階から「準備」を始めることで、感染リスクをぐっと減らすことができます。 ●秋に注意すべき主な感染症 – インフルエンザ – ノロウイルス – 感染性胃腸炎 – 新型コロナウイルス(年末年始にかけて再拡大の傾向) これらのウイルスは手指・飛沫・接触によって広がるため、まずは基本的な衛生習慣をしっかり見直しておくことが大切です。2. すぐできる!秋の現場での感染対策チェック
介護・看護の現場では、日々の忙しさで対策が「形だけ」になってしまうこともあります。 この秋は、一度立ち止まって職場の感染対策を見直してみましょう。 ●マスクの使い方を再確認 マスクは「鼻までしっかり覆う」「外側は触らない」「使い回さない」が基本。 長時間つける方も多いと思いますが、湿ってきたら早めの交換を心がけましょう。 ●手指消毒は「タイミング」がカギ 利用者さんのケア前後、トイレ後、食事介助の前後など、適切なタイミングで手指消毒を行いましょう。 アルコール消毒は「手のひら・指先・親指・爪の間」までしっかり広げて。 ●スタッフルーム・共有スペースの換気 感染対策は利用者エリアだけでなく、スタッフエリアの衛生環境にも注意が必要です。 窓がない場所でも、換気扇を回したり、定期的にドアを開けて空気を入れ替えましょう。3. 日常に取り入れやすい「感染予防習慣」
感染症対策は、特別なことではなく、日常の中で「ちょっと気をつける」ことの積み重ねが大切です。 ●制服やナース服は毎日洗濯を 仕事終わりに制服を家に持ち帰る方は多いですが、ウイルスは衣類に付着する可能性もあるため、毎日洗濯するのが理想です。 ●手が触れる場所の消毒を習慣に ドアノブ、ベッドの柵、共有のスマホやタブレットなど、共用物はこまめに消毒しましょう。 「使ったら消毒」が合言葉です。 ●自分の体調管理も忘れずに スタッフ自身が体調を崩すと、感染源になってしまうこともあります。 「少しおかしいな」と感じたら、無理せず早めに報告・受診を心がけましょう。まとめ
秋は、感染症にとっての“準備期間”。
だからこそ、私たちも「備えの季節」として日々の感染対策を見直すタイミングです。
Part2では、免疫力を高める生活習慣や、派遣スタッフとしての感染対策の工夫についてお届けします。
現場で頑張るあなた自身の健康を守るためにも、ぜひ続きをご覧ください。
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