〜流行前に押さえたい基本&即効の予防対策〜

1. インフルエンザ・ノロウイルスの特徴を正しく理解しよう
予防の第一歩は「正しい知識」です。それぞれの感染症の特徴を知ることで、具体的な対策が見えてきます。- インフルエンザ:ウイルスによる呼吸器感染症で、主に飛沫感染(咳・くしゃみのしぶき)や接触感染で広がります。突然の高熱、全身の倦怠感、咳、喉の痛みなどが主な症状です。流行は例年12月〜3月が中心。
- ノロウイルス:感染性胃腸炎の一種で、嘔吐・下痢・腹痛などの症状が見られます。わずかなウイルスでも感染する非常に感染力の強いウイルスで、主に経口感染(手指や食品を介した接触)で広がります。流行期は11月〜2月ごろ。
2. 手洗い・手指消毒の徹底が最大の予防
感染症対策の基本であり、最も効果的なのが「手洗いと手指衛生」です。特に介護・看護の現場では、1日の中で何度も手洗いする習慣が大切です。- 食事介助の前後
- トイレや排泄介助の後
- 利用者のケア後(入浴・清拭など)
- 自分の顔やマスクに触った後
3. 今からできる!現場での即効対策
感染を防ぐためには、日常のちょっとした意識と準備が大きな差を生みます。ここでは、今日からすぐ実践できる対策を紹介します。- マスク・手袋の常備 咳やくしゃみが出る時、またケアの場面ではマスク着用が必須です。飛沫感染のリスクを大幅に下げられます。必要に応じて使い捨て手袋も併用を。
- 清掃・消毒ルールの見直し ドアノブ・手すり・スイッチなど、多くの人が触れる場所は、1日数回のアルコール消毒を。 ノロウイルス対策としては、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)を希釈したものを使うのが有効です。
- 嘔吐・排泄物処理セットの準備 使い捨て手袋・エプロン・マスク・ビニール袋などをひとまとめにした「感染対策セット」を作っておくと、急な対応にすぐ動けるので安心です。
- 予防接種の計画 インフルエンザワクチンは10月〜11月に接種しておくのが効果的です。職場での集団接種や、個別接種の補助制度があれば積極的に活用しましょう。
まとめ

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