汗・ニオイ対策/夜勤や移動中の寒さ対策など、現場で実用的な情報 Part1 株式会社リベルタ

2025.10.18

〜汗・ニオイ編:勤務中の不快を減らす工夫〜

介護・看護の仕事では汗をかく場面や、ニオイが気になる瞬間が多くあります。特に入浴介助やマスク・予防着の使用時など、不快感がストレスになることも。まずは汗・ニオイ対策にフォーカスし、日常でできる実用的な工夫を見ていきましょう。

1. 汗をかきやすい場面を理解して準備する

まず、どの場面で「大量の汗」や「蒸れ」が発生しやすいかを把握することが大切です。たとえば、入浴介助、オムツ交換、重い移動補助、マスク+予防着エプロンの重ね着などは汗をかきやすい組み合わせです。 これらの場面をあらかじめ意識して、対策グッズや衣服を準備しておくことで、汗が出たあとも快適さを保ちやすくなります。 具体的には、勤務の始まる前に予備の下着やインナーを持参する、勤務中に着替えられる環境を整えておく、予防的に対策をしておくことが有効です。汗が多く出る日は特に“替えありき”の準備が安心です。

2. 衣服・素材の選び方と換えの工夫

汗・ニオイ対策の中核となるのは“素材”と“着替えの頻度”。以下のポイントを押さえておきましょう。
  • 吸湿速乾素材を選ぶ ポリエステル混紡など、汗をかいてもすぐ乾く素材のものを選ぶとベタつきや不快感が減ります。
  • 抗菌・防臭加工がある肌着・インナー 汗の菌が繁殖するとニオイの原因になります。抗菌・防臭加工されたものを使うと、汗をかいた後のニオイ抑制に役立ちます。
  • 通気性を確保するデザイン 脇下や背中など通気口(メッシュ)や切り替えがあるデザインはムレにくく、空気の流れが作りやすいです。
  • 替えを持参する習慣 インナー・下着・靴下などは予備を持っておいて、休憩時間などに着替える習慣をつけると良いです。「替え用ポーチ」に入れておくと便利です。
  • 汗を早くぬぐう工夫 タオルやハンドタオルを腰やポケットに入れておき、汗が出たらこまめに拭く。汗パッド(脇用など)を利用することも有効です。

3. ニオイ対策のための生活習慣とグッズ活用

汗そのものだけでなく、ニオイが残るかどうかは、ケア後や勤務後の習慣・小物の活用も大きく影響します。以下のことを取り入れてみましょう。
  • 勤務後すぐのシャワーまたは着替え 勤務が終わって帰宅する前か、休憩の合間にさっとシャワーを浴びるか、着替えることで汗とニオイが体に残るのを防げます。
  • 洗濯時の工夫 汗じみはなるべく早く処理する(部分洗い)、ぬるま湯で洗う、洗剤は抗菌性を意識したものを使う、脱水過多を避けて優しく扱うなど。
  • グッズ活用 消臭スプレー・制汗デオドラント・汗ふきシートなどを携帯する。予防着の脱着時に使えるポータブルなものが便利です。
  • 靴・靴下・足のケア 靴の中の汗やムレもニオイの原因に。通気性のある靴下、使い捨てインソールなどを使い、靴はよく乾かす。足の指の間も洗浄を忘れずに。
  • 食生活・水分補給 辛いもの・においの強いもの(ニンニクなど)を控える日を設ける、発酵食品など腸内環境を整える食品を取り入れる、水分補給で体調を整えることもニオイの抑制に繋がります。

まとめ

汗・ニオイは仕事への集中力・気持ちに直結する不快要素ですが、小さな工夫を重ねることでかなり軽減できます。勤務前の準備、素材選び、替えの用意、生活習慣の見直しなどを組み合わせて、自分に合った対策を見つけましょう。 Part2では“寒さ対策編”として、夜勤・移動中・冷える現場で役立つ具体的な防寒・冷え対策をお届けします。お気軽に参考にしてください。

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