自覚しづらいサインにも、気づくことから始まるケア

はじめに:介護・看護の現場では、自分でも気づかないうちに心身に疲れがたまっていることがあります。まずは、どんなサインがあるのか知ることが第一歩です。
1. 心身や行動に現れるストレスのサイン
ストレスは心理面・身体面・行動面にサインを出します。たとえば:
- 心理面:不安、気分の落ち込み、集中力の低下、イライラなど
- 身体面:寝つきの悪さ、中途覚醒、疲れやすさ、頭痛、肩こり、めまい、動悸、食欲の変化、お腹の不調など
- 行動面:飲酒・喫煙量の増加、過食、欠勤・遅刻の増加、仕事でのミスが増える など
2. 「同情疲労(Compassion Fatigue)」とは?
患者さんや利用者さんへの共感が強すぎると、“心が消耗してしまう”状態になります。これが「同情疲労」です。無気力感や感情の鈍麻、やる気の低下などの症状が現れることがあります(参考:メンタルヘルス関連の専門記事など)。
3. 「バーンアウト(燃え尽き症候群)」の兆し
長期にわたってストレスが蓄積すると、慢性的な疲労感やイライラ、記憶力・集中力の低下などが現れます。これらは「バーンアウト(燃え尽き症候群)」の典型的なサインです。早めの対応が必要です(参考:ケアギバー向けの情報サイトなど)。
まとめ

知らない間に溜まってしまうストレスには、
- 心理・身体・行動にそれぞれのサインが現れることがある、
- 共感による疲れ(同情疲労)という心特有の負担もある、
- 長期化するとバーンアウトに繋がる可能性がある、
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