― 現場・職場・シフトで取り入れたい、温度差への対応 ―

Part 1では体調に関する自分でできる対策をご紹介しましたが、実際の職場環境や働き方にも工夫を取り入れることがより効果的です。暑さや冷えの対策を現場に応じて柔軟に進める方法をご提案します。
1. 現場内の冷暖房調整と休憩時の温度対策
介護施設や病棟ではエリアによって冷暖房の設定が異なる場合があります。特に、作業中は体が温まっていても、休憩中に急に冷えることも。休憩室に毛布やひざ掛けを常備したり、必要な時に「休憩室の温度を少し上げてほしい」と管理者に伝えるのも一つの手です。
厚着よりも“携帯できるひざ掛け”の方が衛生的にも便利で、担当者に申し出やすくなります。2. シフトや勤務時間の調整も相談してみましょう
「朝が苦手で、体調を崩しがち」という方は、派遣元や施設に相談してシフトを調整できる可能性があります。例えば、朝の遅めの出勤時間を希望したり、10~15分だけ始業を遅らせるなど、小さな調整でも負担軽減につながります。
派遣では「事前に希望を伝える」「困ったときに相談する」ことで柔軟に対応してもらえるケースが多いため、遠慮せず、率直に伝えることが大切です。3. 同僚やチームとの連携で温度差をカバー
「朝の冷え込み対策として職員同士で情報共有をする」「持ち物リストを共有して、必要な人が助け合える」など、チームで支え合える環境づくりも効果的です。
例:「外に出る業務が多いスタッフには携帯用のひざ掛けを」「早番の人は温かい飲み物を持参する習慣を」小さな工夫をチームでできるので、互いの健康と働きやすさを支え合える職場文化につながります。
■まとめ|職場環境も活用して働きやすさアップ

気温差への対応は、自分だけで完結させるものではありません。職場環境、シフト調整、チーム連携の3つを活用することで、より安全で働きやすい現場になります。温度差のストレスを最小限に、お互いに支え合いながら、無理なく働き続けましょう。
▼LINEで簡単登録・相談も受付中! LINE公式アカウントに登録する