― 朝の冷えと昼の暑さに負けない、体と心の整え方 ―

9月は、朝晩の肌寒さと日中の蒸し暑さという気温差が極端になりやすく、介護・看護の現場では体調を崩しやすい時期です。まずは、毎日の小さな工夫から始めましょう。
1. 着脱に工夫した服装で体温調節をスムーズに
朝は冷え込んでいても、昼には気温が急上昇する9月。介護・看護の現場では動きが多いため、服装選びが重要です。例えば、インナーに速乾・吸湿素材を使い、その上にカーディガンやライトジャケットを羽織るスタイルが理想的です。忙しい朝でも『脱ぎ着しやすい服』は、体の負担を軽減し、快適な状態を保てます。
また、上半身だけでなく足元にも注意を。冷え防止に靴下や足首に巻けるふんわり素材のレッグウォーマーは、持ち運びも簡単でおすすめです。2. 朝の軽い運動で血流促進と目覚めアップ
寒い朝は血管が収縮しやすく、血流が滞る原因になります。そこで、いつもの朝に3分~5分のストレッチ(肩回し・首の軽い回旋・脚のかかと上げ)を加えるだけで、筋肉がほぐれ、全身に暖が行き渡ります。
- 肩回し:首や肩の緊張を緩和
- かかと上げ・下げ:ふくらはぎのポンプ作用で血流促進
- 首の軽い回旋:目覚めをよくする軽い刺激
3. 朝の体を温める食事と昼の水分補給のリズム
朝食は“体の内側から温める”ことを意識しましょう。あたたかいスープ、味噌汁、ホットドリンク(ノンカフェインの麦茶など)を加えるだけで、目覚めが変わります。
また、日中の暑さが特に強いと感じたら、ペットボトルやマイボトルで常温または常温に近い飲み物をこまめに補給しましょう。冷たい飲料は一時的に体を冷やすため、逆に“冷えからの自律神経の乱れ”につながることがあります。 特に、介護・看護の現場では喉の渇きに気づきにくいため「1時間に100〜200mlを意識する」など、具体的な量を決めておくと習慣化しやすいです。■まとめ|小さな工夫で一日を快適に始めよう

9月の温度差は、些細な工夫でコントロールできます。着脱しやすい服装、朝のストレッチ、体を温める朝食とこまめな水分補給――これら3つの習慣で、体の負担を減らし、快適な一日をスタートさせましょう。Part 2では、現場で実際に使える対応法や勤務調整についてご紹介します。
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