“秋バテ”に注意! 株式会社リベルタ

2024.09.23

夏バテとはどう違う? 回復に時間がかかる高齢者の秋バテには要注意

秋バテとは、真夏の生活習慣により、自律神経などが乱れ、食欲不振や倦怠感などの不調が秋までつづくことです。 自律神経が乱れる主な原因は、猛暑がつづくなかで冷たいものを多く摂取したり、冷房に長時間あたりすぎたことによって、内臓や身体が冷えることと考えられています。 夏バテの症状や原因と大きな違いはありませんが、夏が終わり秋口にもこのような症状が起こること、その状態が継続していることを「秋バテ」と称するようになっています。 夏場に冷房を嫌う高齢者は依然として多く、炎天下、長時間の外出や庭仕事などによって身体への負担が大きくなり、日々の生活の中で体調を崩してしまうことがあります。 逆に冷房が効いた部屋に長時間いた場合、熱中症のリスクは軽減できるものの、今度は”冷房疲れ”による体調不良に見舞われることもあります。 真夏はほとんどの公共の場でエアコンが効いています。そのため外出が多い高齢者は、外気との急激な温度差によって自律神経が乱れ体調不良につながるケースも多いのです。 また冷たい物ばかりを口にすると胃腸への負担が大きくなり、それによって起こる消化機能の低下も秋バテとなる一因です。こういった生活に慣れてしまうと全身にだるさ(倦怠感)を覚えるようになり、同時に食欲も落ちてきます。肩こりや腰痛になる人も少なくありません。 通常、夏バテは暑さが和らいでくると同時に体調も回復してくるものですが、エアコンの効いた部屋で一日中過ごしたり、冷たい食べ物や飲み物ばかりをとりつづける生活が長引けば回復も遅くなっていきます。特に高齢者の場合、基礎体力と免疫力が低下しているため注意が必要です。 全国各地で猛暑に見舞われたこともあり、熱中症対策に注力していた人も多かったことと思います。その反面、快適な生活環境に慣れてしまった反動で、予想外の体調不良を引きずってしまう高齢者が増えることも心配されます。 秋バテは命にかかわるような重大な症状が出ないことから、家族としてはつい油断してしまいがちですが、顔色が悪かったり体調不良を訴えたりするようであれば、できることから予防や対策に努める必要があります。
一覧に戻る TOPページに戻る