在宅介護で注意したい春先の体調管理④ 株式会社リベルタ

2024.04.14

● 介護する方もいつもよりのんびり過ごしましょう

    春先は気候の変化についていくだけで身体が普段以上にエネルギーを消費しているといえます。 大切なのは「いつもよりのんびり過ごす」こと。 身体を休ませて、体力を温存することがポイントです。 在宅介護では、規則正しい生活や、なるべく身体を多く動かすことが推奨されています。 けれども、この時期に「がんばる」ことはおすすめできません。 「なんとなく体調が悪い」ときは抵抗力も衰えているので、感染症にもかかりやすくなっています。がんばってデイサービスに行ったり、お風呂に入ったりした結果、病気になってしまったら、本末転倒です。 ご本人が「動くのがおっくう」「今はやりたくない」なら、休息することを優先してあげてください。 疲れている様子なら、食事は食卓ではなくベッドでも良いと思います。 トイレではなく、おむつを使う日があっても良いと思います。 朝寝坊したり、昼寝をしたりしていても、目くじらを立てず見守ってあげましょう。 がんばりすぎない方が良いのは、介護するご家族も一緒。 多少休んでも支障がないケアは、無理にその日、そのときにする必要はありません。 介護をペースダウンして、その分の時間をご自分のことや別の用事にあててください。 春先のような季節の変わり目は、「介護をがんばらなくて良い時期」なのですから。 春先はご本人にゆっくり過ごしてもらうのが、何よりのケアです。 春本番を楽しむためにも、介護する方も、される方も、体力を温存してくださいね。
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