● 春先に特に注意したい「変化」と「対応」
在宅介護にあたられている方からみると、自律神経に起因する不調がわかりにくいことも多いと思います。
特に注意して見ておきたいのは、食欲の変化です。
いつもより食事や水分の摂取量が減っているときは、気をつけて体調変化を見るようにしましょう。
「食べたくない」「もう飲めない」などと言われたときは、どんな食べ物なら食べられるか、どんな飲み物なら飲めるか、聞いてみてください。
アイスクリームでも、果物でも、ゼリーでも、「これなら口にできる」というものがあれば、少しでも良いので食べるように促してください。栄養バランスが気になるところでありますが、まずは口にできるものから、とハードルを低くしてあげることが大切です。
高齢の方は、食べられなくなるとすぐに脱水を起こして、命の危険に関わることもあります。
食欲の低下に気づいたときは、かかりつけ医や訪問看護師に相談することが重要。
春先の体調変化は、早めに相談しましょう。