春バテの大きな原因「自律神経の乱れ」
春バテの大きな原因は
「自律神経の乱れ」です。
3月は一年の中でも特に寒暖差が大きく、日中のあたたかい気温に比べて朝晩の冷え込みが厳しいため、自律神経がうまく対応できません。特に高齢者は、体温調節機能が低下するので、寒暖差の大きい3月(春)は体調に影響を受けやすいと言われています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、この2つがバランスをとりながら内臓や血管などの働きをコントロールして身体の状態を整えてくれています。
・交感神経…活動時や昼間に活発になる。心拍数を増やしたり、血圧をあげるなど心身の活動力を高めてくれる。
・副交感神経…安静時や夜間に活発になる。疲労回復、心拍数や血圧を落ちつかせてリラックスさせてくれる。
春バテは交感神経が副交感神経より優位に働き、過度に働いている状態から生じます。
交感神経が優位に働くと「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなるのです。
では、高齢者の自律神経が乱れると、どのような症状が現れるのでしょうか?