認知症の方の口腔ケアについて (株)リベルタ

2023.08.27


口を開けてくれないときの対応法 口を開けてくれない理由は、怖い、恥ずかしいなど心理的なものと、病気からくるものの2種類に分けることができます。 【心理的なもの】 ・自分の口のなかを見られたり、口臭があるのが恥ずかしいから ・痛いことをされないか心配だから ・以前痛い思いをしたから 【病気に起因するもの】 ・意識障がいや傾眠のため ・口のなかに痛みがあるから 心理的な拒否である場合は、日頃からよく声かけをして「この人なら大丈夫」と認識してもらうことが欠かせません。一度痛い思いをさせてしまったりして信頼関係が築けなくなっている場合は、担当を変えることも考えましょう。 病気などの理由で口を開け続けられない場合は、歯と歯の間にかませることで口を開けた状態がキープできる開口補助具を使います。またひどい虫歯、歯周病、口内炎など口のなかの状態が劣悪な場合は、介護職だけでムリに行わず、歯科と連携してケアを行うことも必要です。
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