● 認知症の方の熱中症予防のポイントは?
認知症の方の場合、水分補給や室温コントロールなどを自分で管理することが困難です。
「言うことを聞いてくれない」と困っているご家族のお話を聞くことがよくありますが、自分ではできないのだということを理解することが必要。
“できない”前提から、熱中症対策のサポートをどのように行うかを考えなくてはなりません。
認知症の方の熱中症対策としてやっておきたいことをいくつかあげてみます。
・衣服の整理
季節や自分が置かれている状況などを把握する「見当識」が障害されるため、暑い日に冬物の服を着てしまうようなことが起こります。
手近には季節にあった素材やデザインの服を置くようにして、冬物はご本人の手が届かないところにしまいましょう。
また、外見は普通でも、中に何枚も着込んでいることがあります。
シャツやズボンの下に余計なものを着用していないか、さりげなく確認してみてください。