● 快適な室温・湿度設定を見つけましょう
高齢者にはエアコンを好まない方も多いですが、暑い時期の室温調整は、命に関わるほど重要なことです。
このことは、ご本人にもよく理解していただき、できるだけエアコンを使うようにすすめてください。
一般的に、熱中症対策には室温は28℃以下に設定することが推奨されていますが、暑さ・寒さに対する感覚はひとそれぞれ違いますので、こだわりすぎることはありません。
また湿度が高いと汗が発散しにくいため、熱中症にもなりやすくなります。
日常生活においては、気温が28℃でも、湿度が75%を超えると熱中症のリスクは厳重警戒レベルに高まるそうです。
ただし、暑さに対する感覚や耐性はひとそれぞれ違いますので、杓子(しゃくし)定規にしないことも肝心。
ご本人が快適で、健康をたもてる空調設定を見つけることが重要です。
冷房を嫌がる場合は、ドライ運転を利用し湿度を下げたり、ときどき窓をあけて外の空気を入れたりしてもいいでしょう。
エアコン特有の人工的な冷えによる不快感が軽減されます。
ひとつの方法に固執しすぎず、その日の体調やご本人の好みに配慮しながら、”ちょうど良い室温環境”にすることがポイントです。