● 「飲んでいる」という言葉をそのまま受け止めないで
高齢者の方は、喉の渇きを感じにくく、またトイレの不安を抱えていることから、必要な水分量が摂れていないことが珍しくありません。
水分を摂っているか聞いてみても、「飲んだよ」と答えが返ってくるかもしれませんが、いつ、どれくらい水分を摂ったのか、もう少し詳細に聞いてみてください。
高齢の方に必要な水分摂取量は、1日あたり1~1.5リットルです。
「飲んでね」と声をかけるだけではなく、毎回飲んだ量を確認して、記録しましょう。
※一度にガブ飲みするよりも、少量ずつ、頻繁に水分摂取のタイミングをつくったほうが効果的ですし、ご本人への負担も少なくすみます。
水分摂取量を把握することは、この時期の在宅介護では非常に重要です。
訪問介護を頼んでいる場合には、ご家族が見ている時間帯にどれくらい飲んだか、訪問中にどれくらい飲ませてほしいかなどを伝えましょう。
介護に関わる人たちと具体的な水分摂取量を共有して、確実に水分が摂れるようにしたいですね。
水分がうまく摂れていないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。