「ヒューマンエラー」を理解して、ミスの起きにくい働き方へ
ミスの多くは、個人の能力や性格だけでなく、人間の脳の仕組みから自然に起こるものです。Part2では、「ヒューマンエラー(人が仕組みとして起こすミス)」の視点から、ミスを減らすコツをさらに深めていきます。
1. 自分の“ミス傾向”を知ることで対策がしやすくなる
ヒューマンエラーには、いくつか分類があります。 たとえば、 ●スリップ(注意不足で意図しない行動をしてしまう) ●ラプス(忘れてしまうミス) ●ミステイク(判断の誤り) などがあります。 たとえば、 ・慌てたときにやり忘れが増える → ラプスが起きやすい ・忙しいと順番を飛ばしてしまう → スリップが起きやすい ・経験則で判断してしまう → ミステイクにつながる というように、自分の傾向を知るだけで、取るべき対策が見えてきます。 派遣スタッフの方は、環境が変わることも多いので、特に“自分の癖”を把握しておくことは大きな強みになります。2. 作業の「前後にひとこと記録」でミスを遠ざける
メモはミス防止の基本ですが、「いつ書くか」がとても重要です。 おすすめは、作業の前後にひとことだけ記録を残す方法です。 ●作業前 ・「13:00 排泄介助開始」 ・「配薬準備」 ●作業後 ・「問題なし」 ・「痛み訴えあり、看護師に共有」 短い記録でも、あとで振り返りやすくなり、抜け漏れが減ります。 また、引き継ぎ時や他職種との連携でも大いに役立ちます。 特に初めての現場で働く派遣スタッフにとって、作業の流れをつかむ上でも非常に有効です。3. ひとりで抱えない。「声かけ」でミスを防ぐチームの力
ミスを減らすうえで大切なのは、個人の努力だけではありません。 介護・看護の現場はチームで動くため、周囲とのちょっとしたコミュニケーションが大きなミス防止につながります。 ●声かけが効果的な場面 ・配薬前の「確認お願いします」 ・移乗介助前の「合図しますね」 ・夜勤時の「体調に変化があったら教えてくださいね」 声かけには、 ・自分の判断の確認 ・情報共有 ・スタッフ同士の安心感 というメリットがあります。 特に派遣スタッフの場合、常勤スタッフより情報量が少ないため、こまめな声かけは安全に働くための大切な手段です。まとめ
ミスは「なくす」より「起きにくくする」ことが大切です。
そのためには、個人の工夫だけでなく、自分のミス傾向を知り、周囲と協力しながら働くことが欠かせません。
・自分のミスパターンを理解する
・作業前後の記録で抜けをなくす
・声かけによるチームでのミス予防
これらを少しずつ積み重ねることで、安心して働ける“ミスが起きにくい毎日”をつくることができます。派遣スタッフの方にとっても、どの現場でも使える習慣ですので、ぜひ明日から実践してみてください。
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