高齢者の誤嚥を防ぐ冬の食事ケアのコツ Part2 株式会社リベルタ

2026.01.30

冬でも安心して食べられるための食事づくりと介助のコツ

Part1では環境づくりのポイントを紹介しました。今回は、より誤嚥を防ぎやすい食材の選び方や調理の工夫、介助のポイントについてまとめます。

1. 冬におすすめの“誤嚥しにくい食材と調理法”

寒い季節は、温かい料理が喉を通りやすく、嚥下の負担も軽くなります。硬い食材やパサつく料理は避け、飲み込みやすいメニューを選びましょう。 ■飲み込みやすく冬に向いている食材
  • 根菜類:煮込むと柔らかくなり、甘みも出る(大根・かぶ・人参など)
  • 豆腐・卵:口の中でまとまりやすく、誤嚥リスクが低い
  • 白身魚:脂が少なく、やわらかい食感で飲み込みやすい
  • とろみのある汁物:ポタージュ・とろみスープなどは誤嚥しにくい
■調理の工夫
  • 具材は“やわらかくなるまで”しっかり加熱する
  • 煮汁を少し残して仕上げるとパサつかず飲み込みやすい
  • 一口大より少し小さめに切ると安心
  • 冷たい料理は避け、なるべく温かい状態で提供する
温かい料理は嚥下反射(飲み込む動き)を促しやすく、誤嚥のリスクが自然と下がります。

2. とろみの使い方で誤嚥予防をサポート

水分は誤嚥しやすい形状のひとつです。必要に応じて「とろみ」をつけることで、飲み込みやすい状態を作れます。 ■とろみ剤の基本の使い方
  • 飲み物は“とろみ中間”が目安:スプーンからゆっくり落ちる程度が安全
  • ダマにならないよう、少しずつ混ぜる:粉を入れてから素早くかき混ぜるのがコツ
  • 熱い飲み物ほど固まりやすい:量を少し減らすか、混ぜる回数を増やすとムラが減ります
  • 味噌汁・スープにも使える:具材と溶けやすく、自然な飲み口に
とろみは「誤嚥予防のための補助」です。本人の嚥下状態に合わせて調整することが大切です。

3. 食事介助のポイントで誤嚥をしっかり防ぐ

食事の場での声かけやスプーンの使い方ひとつで、誤嚥リスクは大きく変わります。 ■介助で気をつけたいこと
  • 一口量は少なめに:食べ物が多いと飲み込みが追いつきません。
  • 急がせない:ペースは本人に合わせ、しっかり飲み込んでから次の一口へ。
  • むせたらすぐに中断:水分やお茶を無理に飲ませないよう注意。
  • 食後30分は座位を維持:食べ物が逆流しにくく、誤嚥予防に効果的です。
介助者のちょっとした配慮が、安心して食事を楽しんでもらうための大切なポイントになります。

まとめ

冬は誤嚥が起こりやすい季節ですが、食材選び・調理・とろみ・介助の工夫で大きく予防できます。 「どんな食事が適しているかわからない」「介助方法に不安がある」という場合でも、専門スタッフに相談することで安心してケアができます。冬の食事を安全に楽しめるよう、一緒に環境を整えていきましょう。

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