冬季限定の季節行事を現場で楽しむアイデア集 Part2 株式会社リベルタ

2025.12.22

冬の季節行事は、利用者さまの生活に彩りを添え、スタッフ自身も楽しく働ける大切な機会です。Part2では、より実践的で現場で使いやすい冬レクリエーションの工夫を中心にご紹介します。

冬は室内で過ごす時間が増えるため、どうしても単調になりがちです。そんな日々に少しの変化や刺激を与えてくれるのが「季節行事」。派遣スタッフでも無理なく参加できるアイデアを、ここからはより深く掘り下げて解説します。

1. 節分行事で安全に盛り上がる工夫

節分は冬の終盤を盛り上げるイベント。豆まきは伝統的で楽しい反面、誤嚥や転倒などのリスクがあり、慎重な運営が必要です。派遣スタッフでも安心して関わるためのポイントをご紹介します。 ●「豆」の代わりにカラーボールや新聞ボールを使用 誤嚥予防のためにも、柔らかくて大きなボールを使う方法がおすすめです。紙を丸めて作る新聞ボールは簡単でコストもかかりません。投げる力が弱い方も参加しやすいのが特徴です。 ● 鬼役は職員全員で協力して交代制に 鬼役を1人に任せると負担が偏ってしまいます。交代しながら数分ずつ担当すると、スタッフも無理なく楽しめます。派遣スタッフは無理に鬼役をする必要はなく、利用者さまのサポート役に回るのも十分役割になります。 ● 「今年の厄払いメッセージ」コーナーで会話が広がる 紙に「追い出したいこと」「今年の目標」などを書いて貼ってもらうだけで、自然とコミュニケーションが広がるレクになります。口頭で伝えていただき職員が代筆する形でもOKです。

2. バレンタイン・ホワイトデーの“ありがとう時間”を演出

バレンタインやホワイトデーは恋愛だけのイベントではなく、「感謝を伝える日」として設定すると、利用者さまもスタッフも参加しやすくなります。 ● チョコの代わりに“メッセージカード”を交換 糖分制限のある利用者さまにも安心。ハート型のカードに「ありがとう」を一言書いて交換するだけで、優しい気持ちが広がります。ペンが持ちにくい方はシール貼りでも OK です。 ● 簡単手作りラッピング体験 折り紙や包装紙を使って、ミニ袋や飾りを作るレクも人気です。細かい作業が難しい方には、のり付けやシール貼りだけお願いするなど、できる範囲で楽しんでいただけます。 ● 感謝の音楽会で雰囲気づくり 「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」など、世代に馴染みのある曲を流すと自然に気持ちがほぐれます。スタッフ・利用者さま双方がほっとする時間になります。

3. “冬の味覚レク”で季節を美味しく楽しむ

食べ物は季節感を最も感じやすいもののひとつです。嚥下状態(飲み込みの機能)やアレルギーに配慮すれば、多くの利用者さまが楽しめます。 ● 焼き芋レクで心も体もぽかぽかに 外での焼き芋が難しい場合は、オーブンやホットプレートを使って室内でも作れます。甘い匂いが漂うだけで気分転換になり、自然と笑顔が広がります。 ● 鍋レクは“見るだけでも楽しい”イベントに 実際に提供しなくても、具材を紹介したり昔の食卓の話をしてもらったりすることで十分盛り上がります。味覚だけでなく、視覚・嗅覚・会話を楽しむレクとして最適です。 ● 柑橘湯体験(足湯・手湯)で香りをプラス 柚子などの柑橘類を浮かべた手湯・足湯は、手軽に季節感を演出できます。リラクゼーション効果があり、冬特有の冷え対策にもなります。

まとめ

冬のレクリエーションは、少しの工夫で負担を減らしつつ、利用者さまに喜ばれる時間を作ることができます。派遣スタッフの皆さんも「できる範囲で関わる」ことがとても大切です。楽しい季節行事を通して、より良いケアの時間を一緒につくっていきましょう。

お問い合わせはこちら

▼LINEで簡単登録・相談も受付中! LINE公式アカウントに登録する

一覧に戻る TOPページに戻る