心がほっと温まる冬のレクリエーションで、利用者さまとの時間がもっと楽しくなる季節です。派遣スタッフの皆さんが明日から使える、冬だからこそ盛り上がる行事アイデアを集めました。
寒さが深まる冬は、利用者さまの気分が落ち込みやすい季節でもあります。そんな時期だからこそ、あたたかい雰囲気をつくれる季節行事はとても大切です。今回は、派遣先で無理なく取り入れられる季節レクリエーションの具体例をご紹介します。
1. クリスマス会を無理なく楽しく工夫する
クリスマスは冬の中でも特に盛り上がるイベントであり、どの施設でも取り入れやすい行事のひとつです。ただし、準備が大変になり過ぎるとスタッフの負担が増えてしまいます。派遣スタッフとして携わる際は、以下のような“無理しない工夫”を意識するとスムーズに関われます。 ● 手作り飾りは「簡単・大きめ」がポイント 折り紙で作るツリー、画用紙を丸めたリースなど、大きめで見やすい飾りは利用者さまの目にも優しく、作業しやすいのが特徴です。細かい作業が難しい方にも参加していただけます。 ● 歌レクリエーションで自然に参加できる雰囲気づくり クリスマスソングを一緒に口ずさむだけで、場の空気が明るくなります。歌唱が難しい方も、タンバリンや鈴(ベル)を持ってリズムに参加できると楽しみやすくなります。 ● サンタクロース役は無理に決めない スタッフが無理に仮装をしなくても、赤い帽子やマントだけ軽く身に着ければ十分季節感が出ます。「誰がやる?」と悩むより、気軽に取り入れることが負担軽減のポイントです。2. お正月行事は“昔ながらの文化”を取り入れて楽しむ
お正月は利用者さまにとって馴染み深く、思い出を語っていただける絶好の機会です。一緒に文化を味わうことで、自然とコミュニケーションが広がります。 ● 書き初めで個性を引き出す 筆が難しい場合は「太字のペン」で代用すると、どなたでも取り組みやすくなります。「今年の目標」「好きな言葉」など自由なテーマにすると、書くこと自体を楽しんでいただけます。 ● 福笑いは大人数でも楽しめる万能レク 目隠しをせず、利用者さま同士が「もう少し上!」「そっちじゃないよ」と声を掛け合う形でも十分盛り上がります。誤嚥などのリスクが少なく、どの介護度でも参加しやすい安全な遊びです。 ● 羽子板・凧揚げは“見るだけ参加”も可能に 実際の羽子板や凧を使わなくても、ペーパークラフトやミニ飾りで十分季節を感じられます。トーク(昔の遊び話)と組み合わせると、回想法としても良い刺激になります。3. 冬ならではの「ほっこり癒しレク」で身体を温める
冬は冷えやすく、体調を崩す利用者さまも増える時期です。楽しいだけではなく「身体を温める」「気持ちが安らぐ」レクを意識すると現場で喜ばれます。 ● あったか足湯タイム(看護師が安全確認) バケツやフットバスで足を温めるだけでも血流が良くなり、リラックス効果が高まります。看護スタッフがバイタルを見ながら行えば安全に行え、利用者さまの満足度も高いレクです。 ● 冬の香りアロマ(柚子・ひのき等) アロマは精油の濃度に注意が必要ですが、アロマストーンなどを使って香りを軽く楽しむ程度であれば安心して取り入れられます。季節感と癒しを同時に味わえます。 ● ぽかぽか体操で無理なく運動 肩回し、足踏み、軽いストレッチなど、座ったままできる体操を組み合わせると、身体が温まり転倒リスクの予防にもなります。音楽を流して行うと気分も上がります。まとめ
冬の行事は、派遣スタッフの皆さんが無理なく取り組める工夫を加えることで、利用者さまにとっても楽しい思い出になります。気温が下がり行動しづらい季節だからこそ、温もりを共有できる時間をぜひ大切にしてみてください。冬ならではのレクを通して、笑顔があふれる現場づくりを応援しています。
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