〜使い回しNGなケア用品・注意すべき日常の癖とは〜

1. 感染を広げない!使い回しNGなケア用品
忙しい現場では、ついつい同じ物を複数の利用者さんに使ってしまいがちですが、次のアイテムは使い回しが感染リスクを高めるため、特に注意が必要です。- 洗面用具(タオル・スポンジ・歯ブラシなど) 洗ったつもりでも細菌やウイルスは残ります。1人1セットを徹底しましょう。
- 入浴時のボディタオルや浴槽の椅子 湿気が多く、ウイルスが残りやすい場所。毎回消毒や洗浄が必要です。
- 爪切り・耳かき・ブラシ類 皮膚に触れるケア用品は共有禁止。個人専用で管理を。
- 食事介助に使うトレイ・エプロン 食べこぼしや唾液などがつきやすく、こまめな洗濯や使い捨て対応が理想的です。
2. 無意識のうちに感染リスクを高める「日常の癖」
感染症対策は、消毒やマスクの着用だけでは十分とは言えません。 実は、多くの人が無意識にやってしまっている「日常の癖」が、感染のリスクを高めている場合があります。- 手袋をしたまま他の物に触れる 手袋はあくまで「使い捨て」であり、清潔ではありません。1人のケアが終わったら必ず交換しましょう。
- マスクを触る・ずらす・顎にかける 鼻や口を保護するマスクも、触れることで汚染されます。正しく着け、必要なとき以外は外さないのが基本です。
- スマートフォンを頻繁に操作する 手袋のままスマホを触る、ケア中に持ち歩くなどはNG。ウイルスが付着しているリスクが高いです。
- 消毒と手洗いの使い分けが曖昧 消毒はあくまで「補助」。目に見える汚れがある場合は、必ず石けんと流水での手洗いを優先しましょう。
3. 派遣スタッフだからこそ意識したい「衛生チェックの視点」
派遣スタッフとしてさまざまな施設に入る立場だからこそ、衛生面での視点は特に重要です。 常勤スタッフが慣れて見過ごしがちな部分にも、あなたの“新しい目線”が生かせます。 以下のような点をチェックしてみましょう。- 消毒液・手袋・マスクの配置が適切か 手が届きやすい場所にあるか、補充されているかを確認しましょう。
- ケアの前後で消毒が徹底されているか 自分だけでなく、他のスタッフの動きにも注意を払い、気づいた点があれば共有を。
- 物品の使用後の保管・洗浄方法 使い終わった物が放置されていないか、共用になっていないか、こまめに確認。
まとめ

- ケア用品の使い回しはNG!個人ごとの対応を徹底する
- 日常の“無意識の癖”が感染リスクになることも
- 派遣先でも衛生管理の視点を持ち、自ら意識して行動を
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