~介護・看護職に多い「慢性疲労」、その正体を知る~
「しっかり寝たはずなのに、朝からだるい…」そんな疲れ、原因がわかれば改善できます。
1. 【睡眠の質が低い】「時間」より「深さ」が重要
介護・看護職では夜勤や不規則な勤務が多く、十分な時間寝ていても疲れが取れないことがあります。これは「睡眠の質」が関係しています。
睡眠の質とは、どれだけ深い眠り(=ノンレム睡眠)を得られているかを指します。表面的に眠っていても、脳や身体が回復できていなければ、疲労は蓄積されていくのです。 特に夜勤明けの「昼間の睡眠」は、外が明るく体内リズムも崩れやすいため、どうしても浅くなりがち。結果として、「寝たのに疲れが残る」と感じてしまいます。2. 【シフト制の影響】体内時計が乱れていませんか?
人間には「サーカディアンリズム(概日リズム)」という体内時計があります。朝日を浴びて起き、夜になると眠くなる。このリズムが狂うと、ホルモン分泌や自律神経に乱れが出て、体が常に緊張状態に。
介護や看護の仕事では、夜勤→日勤→早番など勤務がバラバラになるため、このリズムが整いにくいのが現実です。体が休まるべき時間に活動し、活動すべき時間に休んでいるため、知らないうちに疲れが蓄積されていきます。 【チェックしてみましょう】- 休日でも眠れない
 - 寝つきが悪く、途中で何度も目が覚める
 - 寝てもだるさが取れない
 
3. 【ストレスと睡眠】介護・看護職に多い「脳疲労」とは
身体の疲れよりも見逃されがちなのが「脳疲労」です。常に人の命や生活をサポートしている現場では、気づかぬうちに神経を張り詰めて働いています。
脳疲労がたまると、リラックスする時間でも交感神経(緊張状態)が優位になり、寝つきが悪くなったり、浅い眠りを繰り返したりします。 特に「人間関係の悩み」「職場のストレス」「業務のプレッシャー」は、質の良い睡眠を妨げる大きな要因になります。まとめ:まずは「疲れの正体」に気づくことから
介護・看護職で「寝ても疲れが取れない」と感じるのは、単なる気のせいではなく、睡眠の質・体内時計の乱れ・脳疲労が関係しています。
まずは「無理をしていないか」「ストレスを溜めていないか」「睡眠環境に問題がないか」を見直してみましょう。 Part2では、実際に効果があるとされる「シフト制でも実践できる睡眠改善法」をご紹介します。▼LINEで簡単登録・相談も受付中! LINE公式アカウントに登録する