感染症

冬場に特に気をつけたい感染症は、季節性インフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒などです。季節性インフルエンザは毎年11月下旬~3月頃に流行し、ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒は11月~2月頃に多く発生します。
感染症を予防する
ご高齢者はインフルエンザやノロウイルスに感染すると重篤化しやすいので、しっかりと予防をすることが重要になります。ノロウイルスについては、感染力が非常に強く、また感染してもワクチンがなく、治療も対症療法に限られます。石けんを使いしっかりと手洗いすること、人からの感染を予防すること、カキやアサリなどの二枚貝を食べる際は、中までしっかり加熱して調理すること、調理器具等は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を用いて消毒することを心がけましょう。
マスクを着用する
口腔内が乾燥すると、のど粘膜の防御機能が低下して感染症にかかりやすくなります。冷たく乾いた外気をそのまま吸い込まないよう、外出時にはマスクを着用しましょう。またマスクの着用は、インフルエンザなどの他人への感染を防ぐ効果もあります。
身体を冷やさない
外出時は、マフラーや手袋、帽子などを着用して身体を冷やさないようにしましょう。吸湿性のよい素材の衣服を重ね着し、こまめに脱ぎ着できるようにしておくこともポイントです。また、身体をしめつける衣類は避けます。お食事では、身体を温める大根や人参、ごぼうなどの根菜類を摂り、体を冷やす夏野菜などを控えめにするとよいでしょう。