介護における接遇マナー2 株式会社リベルタ

2024.10.02

・介護の接遇で大切な心構え

介護とほかのサービス業との大きな違いは、介護の現場は利用者にとっては日常生活の場だということです。なかには富裕層向けの施設のように特別感の演出が求められる施設もありますが、多くの施設では自宅のように過ごすことができる安心感が求められます。 あまりにもかしこまった対応をすると、利用者はよそよそしい印象を受け、かえって心の距離が開いてしまう恐れがあります。時にはあえて近い距離感で、親しみを感じられる接し方が良い関係性づくりに繋がることもあるでしょう。
接し方による距離感の違いの例
ただし注意すべきなのは、「親しさ」と「馴れ馴れしさ」は別物であるということです。いくら距離感が近いとはいえ、タメ口での会話やマナーを欠いた対応は禁物です。あなたは問題ないと思っても、相手は馴れ馴れしく感じるかもしれません。また、利用者の家族がその光景を見たときに、「自分の親をぞんざいに扱って、不躾な対応をされた」と感じてしまうことも、介護現場ではよくあるクレームのひとつです。
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