バイタルチェックはなぜ重要
介護施設ではバイタルチェックを1日1回以上定期的に行うことで、発熱や血圧異常などの早期発見につなげています。体調悪化の兆候を見つけて初期のうちに対処することで、大事になるのを防ぐことができます。
バイタル測定のやり方と注意点
体温測定:普段から把握しているその人の平熱と比較して、高いようであれば発熱と考えましょう。
脈拍測定:脈拍のリズムが不規則だと不正確になりがちなため、実際に1分かけて測るほうが推奨されます。
血圧測定:最大110~130、最低60~90を目安に、数値が高ければ温度差や水分不足などの影響で脳卒中や心臓病のリスクが高まるため適切な対応が必要となります。
呼吸の測定:1分間に15~20回を目安に、規則的なリズムを保っている状態が正常です。
介護記録のバイタルの書き方
その人の平常値を知るためには
いつも同じ条件で測定することが大切。これが正確に把握できないと、高齢者の異変に気付くのが遅れて重大な結果をもたらすこともあるので、十分注意しましょう。