(株)リベルタ 介護現場におけるシチュエーション別の言葉遣いについて

2023.10.30

■食事のケース

「今日は〇〇(メニュー)ですよ。この煮物、味がしみていて美味しそうですね」 (食事を勧めたいとき)「もう少し召し上がってみてください。作った人が喜びますから」 (しっかりと食べ終えたとき)「よく召し上がってくださって、嬉しいです」 食事の時間が和やかで楽しく過ごせることは、一日の流れにメリハリを与えてくれます。食事時の話題としては、食べ物の話やスポーツのニュース、季節の話題など、楽しい気分になれる会話を心がけましょう。 ■トイレの介助 (排泄介助をこばまれたとき)「すみません。嫌かもしれませんが、ちょっとお手伝いさせてくださいね」 (失禁したとき)「(周囲に気づかれないように)ちょっとあちらに行きましょうか」 「気がつかなくてごめんなさい。もっと早く声をかければ良かったですね」 (トイレを促すとき)「これからお散歩ですが、トイレは済まされましたか?」 排泄の介助を受けることは、誰でも気が進まないし、失敗したとなるとさらに複雑な感情のはず。かける言葉がむずかしい状況ですが、そんな時こそできるだけ相手の気持ちに寄り添いながら言葉かけをしたいですね。 ■入浴のとき 「お風呂の準備ができましたので、どうぞお入りください」 (お風呂が嫌いな人に)「体を拭かせていただきましょうか。もしくは、足だけでも洗いにいきましょうか」「お風呂上がりに、おいしいジュースを召し上がってくださいね」 お風呂が嫌いな人、介助をこばむ人など、入浴に関する問題はさまざま。無理に強制してしまうと、その後のコミュニケーションにも影響するため、相手が納得のいくような説明をしつつ、丁寧に誘導してあげましょう。 等色々なケースで声掛けの方法がありますので、皆さんも参考にしてみてください。  
一覧に戻る TOPページに戻る