● 「熱中症」の予兆を見逃さないで!予防と対策について
ご高齢の方は暑さに対する感覚が鈍くなっているため、体温調整機能がうまく働かないことがあります。体調変化に気づかないまま、熱中症の症状が悪化してしまう場合もありますので、熱中症のサインに早めに気づくことが肝心です。
一般的によく知られている熱中症の軽度の症状は、めまいや顔のほてりなど。
だるさや吐き気、頭痛をうったえたり、汗をたくさんかいたりしている場合も、熱中症の可能性があります。
ぼんやりして目の焦点があわない、呼びかけに対する反応が鈍い、なんとなく元気がない、微熱があるときなどは、特に夏場は熱中症の可能性を疑ったほうが良いでしょう。
皮膚をつまんでみてなかなか元に戻らないときは、体内の水分が不足して熱中症になりかけているサインです。
健康な方の場合、軽度なら体を冷やして水分を補給すれば大事に至らないことが多いですが、要介護の方は、様子見をしている間に重症化してしまうこともあります。
熱中症のサインに気づいたら、家でできる対処をすると同時に、かかりつけ医など医療機関にすぐ連絡をとってください。