派遣会社の乗り換えは可能?メリット・デメリットや注意点、タイミングを解説  (株)リベルタ

2023.06.30

 

派遣会社を乗り換えるメリット

派遣会社の乗り換えには、以下のようなメリットがあります。

乗り換え先によっては時給や福利厚生が改善される

乗り換え先の派遣会社によっては、時給や福利厚生が改善されるでしょう。たとえば、同じ派遣先で同じ仕事をしていても、ほかの派遣会社から来た派遣社員の時給が自分より高いケースはあります。ほかの派遣社員と時給に差がある場合、派遣会社の乗り換えで改善が見込めるでしょう。ただし、事前にほかの派遣会社についてしっかり調べずに安易に乗り換えを行ってしまうと、今より時給が低くなってしまう場合もあるので注意が必要です。

派遣会社の社員(担当者)との人間関係をリセットできる

派遣会社の担当者とどうしても相性が良くない場合、乗り換えによって人間関係をリセットできるのもメリットの一つです。担当者との人間関係がこじれると、派遣先について相談したいことがあっても打ち明けづらくなってしまうでしょう。自分の努力ではどうにもならず、待遇面にも不満を抱えていた場合は、派遣会社を乗り換えてしまった方が仕事がしやすくなる可能性があります。

元の派遣会社で落ちた派遣先に再応募できる

現在の派遣会社で落ちた派遣先であっても、乗り換え先で同じ求人を提案されれば再応募ができます。同じ派遣会社のままで同じ派遣先の求人に再応募するのは難しいため、どうしても諦めきれない場合は、乗り換え先の担当者に同じ求人があるか相談してみましょう。

派遣会社を乗り換えるデメリット

前項でご紹介したメリットがある一方、派遣会社の乗り換えには以下のようなデメリットがあることも留意しておきましょう。

各種手続きに手間がかかる

乗り換えの際には、マイナンバーや雇用保険被保険者証の提出、保険の切り替えなど各種手続きに手間がかかります。派遣社員の社会保険は派遣先ではなく派遣元で加入するため、社会保険に加入している方が乗り換えを行うときは、必ず手続きを行わなければなりません。

これまでの派遣実績がゼロになる

別の派遣会社に乗り換えると、新しい派遣会社では派遣実績がゼロになります。派遣会社によっては、仕事ぶりを評価して契約更新のタイミングで時給を上げるところも。所属している派遣元で、派遣実績を理由に待遇が改善されていた場合は、派遣会社を乗り換えることで時給が下がるケースもあることを覚えておきましょう。 また、派遣元と有期契約更新を5年間続けることで、派遣元と無期労働契約を結ぶことができる「5年ルール」についても、派遣会社を乗り換えるとリセットされるため注意が必要です。

有給休暇がリセットされる

派遣会社を乗り換えると、今までの有給休暇は持ち越されずリセットされます。また、有給の起算日も同様にリセットされるので、派遣会社乗り換え後の有給付与には再度6ヶ月を要するでしょう。現段階で有給休暇がまだ残っている場合、乗り換え前にすべて消化しておくことをおすすめします

乗り換え先の派遣会社と信頼関係を築き直す必要がある

派遣会社を乗り換えれば当然担当者も変わるため、信頼関係を一から築き直す必要があります。現状の不満が時給や待遇の問題である場合、乗り換えた派遣会社の担当者と反りが合わない人だと別の不満が出てきてしまう可能性もあるので注意しましょう。

派遣会社を乗り換える際の注意点

ここでは、派遣会社を乗り換える際の注意点をご紹介します。派遣会社のミスマッチやトラブルを避けるためにも、以下の注意点を頭に入れておきましょう。

乗り換えは契約更新のタイミングで行う

派遣会社の乗り換えは、契約更新のタイミングで行いましょう。契約期間中に自分の都合で勝手に派遣会社を乗り換えるのは、派遣元にも派遣先にも迷惑になります。不要なトラブルを起こさないよう、乗り換えの相談は契約更新のタイミングで行いましょう。
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