認知症の方の心に寄り添う日常。「否定せず、受け止める」声かけの温もり Part1 株式会社リベルタ

2026.08.17

~言葉の裏にある「不安や寂しさ」に寄り添う。正面から正そうとせず、その人の世界を丸ごと受け止めるケア~ 認知症のご利用者様と向き合う中で、「家に帰りたい」「大切なものを盗まれた」といった言葉にどう答えていいか悩んだ経験はありませんか?ついつい「ここがご自宅ですよ」「誰も盗んでいませんよ」と事実を伝えて正したくなってしまいますが、正論による否定はご利用者様の混乱や不安を深めてしまうことがあります。認知症ケアにおいて最も大切なのは、正しさで正当化することではなく、「否定せず、そのまま受け止める」声かけの温もりです。言葉の表面にとらわれず、その奥にある気持ちに寄り添うことで、心穏やかな日常を育むコミュニケーションのポイントについて見つめ直してみましょう。

1. 「正しさ」よりも「安心感」を優先する受け止めの声かけ

ご利用者様が見ている世界や感じている感情を一度否定せずに受け止めることで、強い不安や緊張がすっと和らぎます。 * **共感の言葉をまず返す**:「家に帰りたい」には「お家が恋しくなりますよね」、「探し物が見つからない」には「それは心配ですね」と気持ちに寄り添う * **安心できる言葉を添える**:「一緒に探しましょうか」「温かいお茶でも飲んで一休みしましょう」と安心できる居場所をつくる 自分の気持ちを分かってくれたという実感がご利用者様の心を解きほぐし、穏やかな笑顔を引き出すきっかけとなります。

2. 言葉だけに頼らず、表情やぬくもりで安心を伝える

認知症の方は言葉の内容以上に、相手の表情、声のトーン、醸し出す雰囲気を敏感に感じ取っています。 ゆっくりと目線を合わせ、柔らかい笑顔で温かいトーンで話しかけることが、何よりの安心感となります。 「ここにいて大丈夫なんだ」と感じられる接し方こそが、行動の落ち着きや確固たる信頼関係へとつながっていきます。

3. 心に寄り添う丁寧なケアを実践するには、現場での「時間と心の余白」が不可欠

どれほど一人ひとりに寄り添いたい情熱があっても、業務に追われ心に余裕がなければ、つい冷たい対応をしてしまったり後悔したりしてしまいます。 慌ただしい業務の波に飲み込まれず、一歩立ち止まって目の前の方に向き合える「余白」がある環境であって初めて、温かなケアを届けることができます。

4. まとめ

目の前の方の心に深く寄り添い、温かな言葉を届けるあなたの存在は宝物です。 「本当はもっと一人ひとりの話に耳を傾けたいのに、忙しすぎて作業のようなケアになってしまっている」「丁寧に向き合いたいのに余裕がない環境に心が折れそう……」と胸を痛めていませんか?あなたのその高いプロ意識とどこまでも優しい心を、余裕のない現場のせいで擦り切らせてしまうのは本当にもったいないことです。もし今の環境に限界を感じているなら、その切ない胸の内を一度私達に聴かせてください。

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