介護・福祉職が写真を撮らないからこそ残る思い出 Part1 株式会社リベルタ

2026.07.27

~レンズ越しではない、今この瞬間の輝き。カメラを向けないからこそ、心に深く刻まれる『記憶のアルバム』~

施設の夏祭りやレクリエーション、あるいは日常のちょっとしたお散歩の時間。最近は「広報用」「記録用」にと、スマホやデジタルカメラでご利用者様の写真を撮る機会が増えていますよね。写真に残る笑顔ももちろん素敵です。しかし、あなたが介護・看護の現場で経験する本当に愛おしい瞬間の多くは、あえて「写真を撮らない(撮れない)」ときにこそ生まれているのではないでしょうか。

1. レンズを挟まないからこそ、五感で響き合う濃密な時間

目の前のご利用者様が、夕焼けを見て「綺麗だねぇ」とぽつりと言ったとき。冗談を言って、あなたと2人で顔を見合わせてお腹を抱えて笑ったとき。 もしその瞬間に「あ、写真を撮らなきゃ」とカメラを構えてしまったら、その場の空気は一瞬だけ「撮影モード」というビジネスの空間に切り替わってしまいます。 カメラを向けず、ただあなたの生の目でご利用者様の瞳を見つめ、同じ景色を眺め、その手の温もりを感じる。レンズというフィルターを挟まないからこそ、その場の空気の匂いや、笑い声の響き、相手の心の震えが、あなたの心にダイレクトに染み込んできます。写真というデータには残らなくても、あなたの脳裏の『記憶のアルバム』には、どんな高画質なカメラでも写せない鮮明な思い出として残り続けるのです。

2. 見えない思い出を蓄積していくことが、プロの「引き出し」になる

「あの時、あの方はこういう表情で喜んでくださったな」「あの夕方に見せた寂しそうな顔は、どういうサインだったんだろう」。 そうやって写真に残らない微細な瞬間の記憶を自分の心の中にストックしていくことこそが、プロとしての豊かなアセスメント能力(状態分析)や、優しいケアの「引き出し」を育てていきます。 しかし、この「心に思い出を刻む」という贅沢な営みを行うには、あなた自身の頭と心に、他者の人生を受け止めるための十分な「スペース(余白)」が残っていなければ不可能です。人手不足の現場で常に時間に追われ、タスクを消化するだけで精一杯になっていては、シャッターチャンスどころか、心に記憶をとどめる余力すら奪われてしまいます。

3. まとめ

記録にも写真にも残らないけれど、あなたの心とご利用者様の心にだけ確かに残る宝物があります。 「本当はもっと目の前の人とカメラ越しではなく、人間として真っ直ぐ向き合いたいのに、毎日のバタバタや業務報告のための記録作業に追われて心が擦り切れている……」と悩んでいませんか?あなたのその豊かな感性を、ゆとりのない環境のせいで諦めてほしくはありません。もし今の働き方に限界を感じているなら、その切ない想いを一度私たちに聴かせてください。

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