認知症ケアの冬対策 Part1:夕暮れ症候群とは?その原因と症状を理解する 株式会社リベルタ

2026.03.01

冬になると夕方以降に認知症の利用者様が不安や興奮を示す「夕暮れ症候群(Sundowning)」が増えることがあります。派遣スタッフとして安心して対応するためには、まず症状の理解が大切です。

1. 夕暮れ症候群とは何かを知る

夕暮れ症候群は、日没前後に認知症の方が不安や興奮、徘徊(はいかい)などの行動を起こす現象です。特にアルツハイマー型認知症でよく見られます。 主な症状は以下の通りです:
  • 夕方になるとそわそわしたり落ち着かなくなる
  • 怒りやすくなる、感情の起伏が激しくなる
  • 徘徊や不要な物の探し物行動が増える
  • 夜眠れず昼夜逆転の生活になる
派遣スタッフとしては、症状を「ただのわがまま」と捉えず、病気に伴う行動と理解することが第一歩です。

2. 原因を理解してケアに活かす

夕暮れ症候群は一つの原因だけで起こるわけではなく、複数の要因が関わっています。代表的な原因は以下です:
  • 体内時計の乱れ:認知症の方は睡眠・覚醒リズムが崩れやすく、夕方に混乱が増すことがあります。
  • 光の減少:冬は日照時間が短くなるため、体内時計や気分に影響します。
  • 環境の刺激:騒音や人の動き、照明の暗さなども不安を増やす要因です。
  • 身体的要因:疲労や痛み、空腹、トイレの我慢なども症状を悪化させることがあります。
派遣スタッフは、これらの要因を観察し、変化を記録することで施設スタッフや家族と連携しやすくなります。

3. 早めの対応で症状を緩和する

夕暮れ症候群は放置すると夜間の不穏につながるため、早めの対応が重要です。具体的には次の方法があります:
  • 夕方のルーティンを整える:散歩や軽い運動で心身をリラックスさせる
  • 照明を工夫する:薄暗くなる前に明るさを確保し、視覚的混乱を減らす
  • 安心感を与える:穏やかな声掛けや、手を握るなどのスキンシップで不安を和らげる
派遣スタッフは「無理に行動を制止しない」ことも大切です。落ち着くまでそばに付き添うことで、信頼関係も築けます。

まとめ

夕暮れ症候群は、認知症ケアで冬に特に目立つ行動変化です。症状を理解し、原因を把握して早めに対応することで、利用者様もスタッフも安心して過ごせます。 派遣スタッフとしては、観察力と柔軟な対応がポイントです。次回のPart2では、具体的なケア方法や派遣先での実践の工夫をご紹介します。

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