ハロウィンイベントの裏側!介護・看護の現場で感じた“ちょっと嬉しい瞬間” Part1 株式会社リベルタ

2025.11.01

介護・看護の現場でハロウィンイベントがもたらす温かさとは?

季節が秋に移り変わる10月の終わりには、多くの場所でハロウィンイベントが開催されます。近年、介護や看護の現場でもこの季節の行事としてハロウィンが浸透しつつあり、利用者さんや患者さん、そしてスタッフの間で特別な時間を作り出しています。 ハロウィンはただの仮装やお菓子のやり取りだけでなく、日常のケアではなかなか見られない表情や、温かなコミュニケーションが生まれる機会です。今回は、介護・看護の現場で感じた「ちょっと嬉しい瞬間」を通して、イベントの持つ大きな意味とその裏側にある工夫を詳しくお伝えします。

1. 利用者さんの笑顔が増える瞬間

介護施設や病院の中では、日々の生活リズムや体調管理がとても重要です。そのため、イベントを行う際は利用者さんの体調や認知症の症状に配慮しながら準備を進めます。 しかし、ハロウィンの特別な飾りやスタッフの仮装を見ると、多くの利用者さんの顔に自然と笑顔が広がるのを感じます。たとえば、かぼちゃの帽子をかぶったスタッフが「トリック・オア・トリート!」と元気よく声をかけると、最初は驚いた表情でも次第に笑顔になり、一緒に声を出して返してくださる方もいます。 認知症の方の中には、新しい刺激に戸惑うこともありますが、慣れ親しんだスタッフがそばにいて優しく声をかけ続けることで、安心してイベントを楽しむことができます。ある施設では、普段は無表情に見える方が、スタッフの仮装姿を見て「かわいいね」と一言つぶやき、その後に目が輝いた瞬間がありました。 このような笑顔のひとつひとつが、スタッフにとっても大きな励みとなり、「また来年も頑張ろう」と感じさせてくれるのです。

2. スタッフ同士のチームワークが深まる瞬間

ハロウィンイベントの準備は、普段の業務と並行して行うため、忙しい時期には負担に感じることもあります。しかし、その準備の中でスタッフ同士の連携が強まり、普段はあまり話す機会のないメンバーとも自然にコミュニケーションが増えます。 例えば、飾り付けの担当やお菓子の用意、仮装のアイデア出しなど、役割分担をして協力し合うことで、互いの新たな一面を知ることもあります。若手スタッフが中心になって企画を進め、ベテランスタッフがフォローに回るなど、年齢や経験を超えたチームワークが育まれています。 また、当日も協力してイベントを盛り上げるため、スタッフ間の信頼関係が深まる良い機会に。スタッフの笑顔や楽しそうな様子は、利用者さんにも良い影響を与え、和やかな空気が広がります。 こうした経験が、職場全体の雰囲気向上や離職防止にもつながることが多く、イベントの持つ力を改めて実感する瞬間です。

3. 利用者さんとスタッフの距離が近くなる瞬間

普段のケアの中では、業務の効率や安全を優先する場面も多いため、スタッフと利用者さんの距離感はどうしても一定のものになります。しかし、ハロウィンイベントのような特別な行事では、普段とは違った親密なコミュニケーションが生まれやすくなります。 仮装したスタッフがお菓子を手渡したり、一緒に写真を撮ったりすることで、利用者さんはスタッフをより身近に感じ、心を開きやすくなるのです。中には、普段はあまり話さない方が積極的に声をかけてくれたり、表情豊かに反応してくれることもあります。 認知症の利用者さんが「こんなに楽しいことは久しぶり」と話してくださった場面は、多くのスタッフにとって忘れられない“嬉しい瞬間”となりました。こうした体験は、利用者さんの生活の質(QOL)を向上させるだけでなく、スタッフのやりがいにもつながっています。 また、イベント後に「ありがとう」と声をかけられたり、感謝の言葉をいただくことで、日々のケアの励みやモチベーションアップにもつながります。

まとめ

ハロウィンイベントは、介護・看護の現場において単なる季節の行事以上の意味を持ちます。利用者さんの笑顔、スタッフ同士の絆、そして利用者さんとスタッフの距離が近づくことで生まれる温かい時間が、その価値を物語っています。 日常の忙しさの中で忘れがちな“ちょっと嬉しい瞬間”を大切にすることが、現場全体の雰囲気を良くし、より良いケアにつながるのです。 これからも、こうしたイベントを通して利用者さんや患者さん、スタッフみんなが笑顔になれる環境作りを続けていきたいですね。

お問い合わせはこちら

▼LINEで簡単登録・相談も受付中! LINE公式アカウントに登録する

一覧に戻る TOPページに戻る