扶養から外れるとどうなる?メリット・デメリット比較 株式会社リベルタ

2024.01.08

私たちはお仕事を通して、少し人生を変えたい・豊かにしたいと考えている皆さんを 全力サポートさせて頂く会社です。 このブログではお仕事をこれから探す方、今お仕事をしている方などにとって、 お仕事選びや働き方、工場で働く魅力や本音等をお伝えさせて頂きます。今回は、今まで扶養控除内で働くか扶養を外れるか迷っている方に、扶養から外れて働くメリット・デメリットをご紹介します。

扶養を外れるデメリット

扶養を外れるとどうなる? 扶養外になるということは、「扶養される必要のない人=独立して生計を立てられる人」と判断され、今まで控除されていた税金や社会保険料を支払う必要がでてきます。大きく以下の3つがあげられます。
  1. 扶養されていた人が住民税や所得税を支払う義務が生じる
  2. 扶養していた人の所得税が増える
  3. 扶養されていた人が自分で健康保険や年金に加入し、保険料を支払う

「○○万円の壁」とは?

扶養を考える際におさえておくべき「○○万円の壁」 「○○万円を超えると扶養範囲から外れてしまう」とうよく耳にしますが、人によって金額が違う場合もあります。 ここでは、以下の6つの収入の壁について紹介します。
  • 100万円の壁|住民税が発生する
  • 103万円の壁|配偶者控除が適用外となり、所得税が発生する
  • 106万円の壁|場合によっては勤務先で社会保険に加入する必要が出てくる
  • 130万円の壁|無条件で社会保険に加入する必要がある
  • 150万円の壁|配偶者特別控除の最大額38万円から減少する
  • 210万円の壁|配偶者特別控除を受けられなくなる
 
厚生年金や社会保険料の支払額は年間20万円程度であるため、年収150万円の未満の場合はいわゆる働き損の状態に!扶養を外れる場合には、一般的に年収150万円以上を目指すと良いと言われます。 「こんなにお金を引かれるくらいなら、やっぱり扶養内で働いたほういいのでは?」――という考えもあります。しかし、扶養から外れることは決してデメリットばかりではありません。 得られるメリットもたくさんあります。  

扶養を外れるメリット

とくに大きなメリットはこの3点です。
  1. 家計に余裕が生まれる【年収160万円超えなら損しない】
  2. 社会保険の保障が手厚くなる
  3. キャリアアップの機会も増える
  社会保険に加入することで、将来いざというときの保障が手厚くなります。
  • 将来の年金の受け取り額が増える
  • 病気やけがで働けないときに傷病手当金が受給できる
  • 出産手当金や育児休業給付金が受け取れる可能性がある
夫の扶養控除に入っている場合は、国民年金の受給資格のみが得られますが、厚生年金に加入すれば、その分年金受給額が増えます。年金額が増えることで精神的に将来に対する不安がなくなり、老後をポジティブにとらえることができます。そのため老後を踏まえて、夫の控除から外れる選択をする人もいるでしょう。 このほか、被扶養者では受給できない傷病手当金や出産手当金を受け取ることもできます。保障が手厚くなるという面でもメリットが大きいでしょう。 そして、扶養控除から外れても、年収が201万6千円以内であれば、「配偶者特別控除」を受けることができます。妻の所得に応じて、3万~38万円が夫の所得から控除されるため、デメリットばかりではないのです。 また、扶養外になることで、労働時間が増えることで、責任ある仕事を引き受けることができたり、キャリアアップの機会も増える可能性があります。

まとめ

扶養控除の基本知識や収入の壁、扶養から外れるメリットとデメリットを紹介してきました。 子供が小さい場合、扶養から外れてフルタイムで働くことは不安でもありますよね。職場によっては休みにくいといった状況もあります。子どもが小さいうちは扶養内、子育てが落ち着いたら扶養外。そういった選択をする人も少なくありません。将来への備え、収入面、家族や自分のための時間の確保、それぞれに目を向け、自分にとってベストの働き方を検討してみましょう。
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