● 夏の感染症にご注意!在宅介護で欠かせない対策とは?
夏になると、アデノウィルスや咽頭結膜炎など、いわゆる「夏風邪」と言われる感染症にかかるご高齢者が少なくありません。 咳(せき)や発熱で体力を奪われるため、要介護のご高齢者にとっては命にかかわることもあります。 また、O157などの腸管出血性大腸菌感染症も、夏場に増えてきます。 感染症予防の基本は、「手洗い」です。 ご本人はもちろんのこと、介護にあたるご家族や、学校に通うお孫さんなどから感染症が持ち込まれることもありますので、こまめに手を洗う習慣を夏場もご家族全員で続けましょう。 インフルエンザが流行する冬季だけではなく、オールシーズン徹底することが大切。
また、ご高齢の方の感染症予防には口腔(こうくう)ケアも非常に重要です。
口の中に残った食べカスなどが原因で細菌が増殖し、忘れたころに肺炎などを引き起こすこともあります。※夏の暑さは、高齢の方にとって体への負担がとても大きいものです。 食欲が落ちて、体力的に心配になることもあるかもしれません。 そのようなときは、栄養バランスにとらわれず、ご本人が食べたいと思うもの召し上がるのも良いでしょう。 夏が旬の果物や、野菜は水分もビタミンも豊富で、おいしく食べられるのでおすすめです。 アイスクリームやゼリーなどものどを通りやすく、無理なくカロリーを補給することができます。 どうしもご飯が進まない時は無理をせず、水分だけでもしっかりと補給することを心がけましょう。 凝ったメニューで工夫するより、シンプルかつ食べやすいものを。 介護する方も、暑い夏は「がんばる介護」をちょっとお休みしてはいかがでしょう。 体力を温存しながら、無理をせずに夏を過ごしてくださいね。